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2007/10/03 (Wed) 18:19
【適当学(水):第22回】 Good Vibration

どうも、どさくさに一週空きました。

stoneです。

さて、適当学的に、一番、熱い楽器は何でしょうか?


私は「テルミン」だと思っています。

まず、テルミンという楽器を一言でいうなれば、“旧ソ連で作られた世界最古の電子楽器”というコトになりましょうか。


それはもう、Beach BoysのSMILEの時代から不動です(笑)

Good Vibrations: 40th Anniversary Edition Good Vibrations: 40th Anniversary Edition
The Beach Boys (2006/06/27)
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以下の楽曲でウニュウニュ言ってるのがテルミンです。




この異様な楽器は、1920年頃、音楽的素養にも長けた旧ソ連の物理学者レフ・テルミン博士(西側では、レオンと名乗った)によって開発されました。

時代の波に翻弄された、テルミン博士の、テルミンの音色にも似た歴史については、下記の映画を是非ご覧下さい。ブライアン・ウイルソンの桁違いに高いテンションの映像も見られます。

テルミン ディレクターズ・エディション テルミン ディレクターズ・エディション
レフ・セルゲイヴィッチ・テルミン、クララ・ロックモア 他 (2002/02/22)
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箱から横と上に伸びたアンテナは、横が音量、上が音域をチューニングします。そして、それらに手をかざすコトで、周波数のズレを利用してノイズ音を得るため、演奏には、一切、その楽器に手を触れません。

一見、奇想天外な楽器ですが、この楽器が世に与えた影響は大きく、シンセサイザーの原型であるとも言われます。



音に関しては、優れた演奏であるほど、非常に心地の良いセンチメンタルな音を奏でます。上の映像は、博士の愛弟子であり、天才的なテルミニスト、クララ・ロックモア女史の演奏です。

一方、1950年代に、SFやサスペンス映画で使用されたように、人間の恐怖をえぐるような不安定な心理音としても利用されました。ヒッチコックの「白い恐怖」での使用は有名です。

白い恐怖 白い恐怖
レオ・G・キャロル、イングリッド・バーグマン 他 (2006/12/14)
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このように、電子楽器でありながら、人間の心に響く心理的な音を奏でるコトの出来る唯一無二の楽器である、という事実は、科学第一主義の近~現代に僅かな救いを感じさせるように思えてなりません。

また、楽器そのものも、不安定な周波数を利用するため、気圧や湿度、電磁波など置かれる環境にも非常に影響される楽器で、その階数や場所によって様々なチューニングを自分で細かに行わねばなりません。
また、演奏者自身から排出される気体やその動きなどにも左右されるため、自分のコンディションにすら左右されます。その意味で、心のままが演奏に直結する人間くさい楽器だと言えます。
だからこそ、愛着が湧くし、極めるコトの難しい、面白い楽器なのだ、というコトです。

と、実は私は、1年半ほど前に、テルミンを演奏されている方に、イベントで取材に伺ったコトがあります。真上のパラグラフの文章はそのときのインタビューをもとにしています。そのときの記事は、色々あって、没になったのですが、今、こういう形でご紹介できたコトを嬉しく思います。イベントももとはと言えば、その代表に私がテルミンの話をしたコトが発端となったというまさに博士の人生ほど数奇なごエンでした。

thermin1

thermin2


と、先日、また丁度、知人とテルミンの話をしていたところ、偶然、本屋で「大人の科学」の付録にテルミンを見つけてしまいました。またまた、大したごエンだなあ、なんて飛びついてしまいまして、色々と思い返していたところで、いつかいつか、と思っていた好機が着た、と感じています。

大人の科学マガジンVol.17 テルミン (Gakken Mook) 大人の科学マガジンVol.17 テルミン (Gakken Mook)
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後になりましたが、日本でテルミンは、なかなか浸透しており、世界でも稀にみるテルミン大国だと言ってよいと思います。

これも、ロシアに渡り、博士の血族であるリディア・カヴィナ女史に師事し、帰国後、その振興に大きく尽力されている、偉大な正統派テルミニスト、竹内正実氏のおかげとも言えます。
ロシアの伝統工芸であるマトリョーシカにテルミンを組み込んだマトリョミンは氏の発明でもあります。

そして、私がテルミンを知ったのは、CORNELIUSです。確か、2nd Albumの69/69辺りから、良く露出していたコトを覚えています。その後、雑誌の企画で、竹内正実氏を訪ねたものを読んでから、テルミンについて、コレは楽器である以前に、とんでもない存在なんじゃないか、と、そのセンチメンタルな歴史を含めて、知るようになりました。

69/96 69/96
cornelius、かまやつひろし 他 (1995/11/01)
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また、私は読んでいませんが、「のだめカンタービレ」にも登場しているらしいですよ。

のだめカンタービレ #18 (18) のだめカンタービレ #18 (18)
二ノ宮 知子 (2007/06/13)
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ソ連崩壊後、闇に葬り去られたかに思われたレオンはその晩年に、アメリカでクララと念願の再会を果たしました。


<今週の1枚:テルミンと博士と私…>

thermin3

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